最近、よく耳にする話は有料老人ホーム 入居相談です。

逆に言えば、若いうちに歯にお金をかけておけば、年をとっても健康でいられるから、結局はお金の節約につながるのである。
自慢するわけではないが、私はもう70歳近くになるにもかかわらず、ほとんどが自分の歯である。 おかげで、おいしいものをおいしくいただけるという幸せを、この年になっても享受しつづけている。
このように、歯にお金をかけることは、人生にとってきわめて有益なことなのだ。 ただ、歯の大切さに気づいても、どんな医院に行ったらいいか、一般の人たちには、わかりづらいというのは事実かもしれない。
この業界にいる私たちでさえ判別がむずかしいのだから、一般の人はなおさらだろう。 現に、船でご一緒している方でさえ、歯の健康の大切さは理解していただいても、どこに行けばいいか、わからないと言われるのである。
だから私は、もし見分け方を訊かれたら、「なるべく、きれいで衛生的な医院を選びなさい」と答えることにしている。 ほんとうは外から見ただけでわかればいいのだが、なかなかそうはいかないから、常に消毒して清潔を保っているような医院に行かれるようアドバイスしているのである。
また、日本S科医師会の生涯研修制度などで勉強している先生の医院を選ばれるというのも、ひとつの選択肢である。 そうした勉強熱心な先生なら、自分の歯を任せても、安心できることは言うまでもないだろう。
このように、「歯の健康は大切だから、普段から歯医者さんに診てもらいましょう」とか、「どんな医院がいいか」などといったことは、普通の人には、意外にわかりにくいことではあるだろう。 だからこそ、歯科の業界全体で、こうしたことを国民のみなさんにアピールしていくことが必要となってくると私は考えている。

そうは言うが、具体的にどうすればできるのだ……などということは、何も私たちが考えなくていい。 世の中には、D通とかH報堂とかいう「広告代理店」がいっぱい存在している。
彼らはPRのプロ集団である。 そこに頼めばいいのである。
もちろん、お金はかかるが、結局は、歯の健康について国民のみなさんに広く認識していただくことにつながるし、業界全体の利益にも適うことなのである。 当社のラジオCMだけでは、やはり限界もあるだろう。
そんなことを業界全体で考える時がきていると、私は真剣に思っている。 普段の確執を超えて、ぜひ、みんなで議論していただければさて、私の70年近くにおよぶ人生の回想も、いよいよ最後の部分になったようだ。

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